私たち人と犬との関わりは、長い時間を経て大きく変わりました。21世紀を迎えた現在、多くの犬たちは、狩猟や家畜の世話や管理を担う単なる仕事のパートナーから、新たに家族としての役割を持つようになり、
私たちの暮らしに深く関わっています。
私たちは犬と暮らすことによって、ストレスの解消やご近所とのコミュニケーションの活性化、
生きがいや日々の暮らしの張り、
一番は家族としての大切な絆を感じることができるなど様々な恩恵を受けているのです。
このように犬たちは、私たち人間の精神面においても、大きな存在となっています。
そんな愛犬たちに家族として何ができるのかを考えてあげたいですね。
【バリアフリー】
段差の解消は人にも犬達にもやさしい住まいにつながります。
階段ではなくスロープにするなど、段差のない住まいづくりをすることは、高齢者や身体的機能障害や機能低下などの人が生活するうえで妨げとなる障壁を除去しようとする主旨に基づいたバリアフリーデザインが犬にとっても有効です。
犬の足腰に負担をかけず、高齢化した犬も快適に過ごすことができます。人も老齢期を迎えた際には同じく快適に生活を続けて行けます。
すべての人と犬が使いやすく快適に生活できるという公平性を目指したユニバーサルデザインを取り入れましょう。
愛犬家住宅の中で非常に重要なポイントになるのが床です。人間目線で考えれば、傷つかない、汚れない、お掃除しやすいといったことに重点が置かれがちですが、床は、犬の体に大きな影響を及ぼすことも知っておきましょう。
滑りやすい床は、犬の足腰に大きな負担がかかってます。最近は生まれながらに足腰が弱い犬が多くなってきていること。また、高齢化した犬にとっては足腰に負担がかかることによって、重大な疾患を招く原因にもなっています。また、超高齢化社会になり室内の段差の解消は言うに及ばず、床の滑り等による転倒を原因とする骨折などで寝たきりになる事案が多く発生しております。
愛犬家住宅では、滑りやすい床材を避け、衝撃を吸収できる歩行しやすい素材をおすすめします。
傷がついても味になるような素材選びがカギです。
愛犬家住宅においても、ユニバーサルデザイン(バリアフリー)の概念は有効だと考えられます。
愛犬家住宅もまた、「すべての人・犬が等しく使いやすく快適に生活できる」住まいづくりを考えていきたいものですね。
犬は人とは違う特性を持つものですが、それを理解した上で、それも一つの個性を持つ家族の一員として考えることが大切です。
また、犬は人間よりも早く老います。若い頃はスイスイと上がった階段も、歳とともにゆっくりと上がるようになり、やがてはあまり歩かなくなります。老齢期の犬は、一日のほとんどを寝て過ごしています。大型犬種ですと、体のケアや日常のお世話も大変になってきます。移動を考えてホームエレベーターを採用される愛犬家も見受けられます。子犬の時代から老犬に至るまで、快適に過ごせる住まいづくりをしていくことが大切です。
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