無駄吠えについて考えてみる
犬が吠えている、そこには何か理由があるのかもしれない。というように考えを巡らせてみたことはありますか?
人にとっては無駄吠えでも犬にとっては無駄に吠えているわけではありません。
必ず何かしらの理由があって吠えているはずです。
まずは愛犬が、何に対してどんな気持ちで吠えているのかを理解することが大切です。
犬は人間のように言葉を話せるわけではないので、仕草や行動、表情などで飼い主さんに自身の意思を伝えようとします。
しかし、犬が必死に伝えようとしていることに飼い主さんが気付けずにいると、犬はストレスを感じてしまうのです。
私たち人間も、大切な人に自分の気持ちをわかってもらえないと、強いストレスを感じますよね。
犬も私たちが感じるのと同じストレスを感じますので、それと同じような状態です。
そして抑えきれなくなったストレスが問題行動に発展しているというケースは、実は非常に多いのです。
●何に対して吠えているのか
人とは違う特別な能力や特性を備えている犬たちは、人が感じ取れない音や臭い、気配を敏感に受け取ることができます。
犬種の特性で反応も変わってきます。
●どんな気持ちで吠えているのか
人と犬が共生するようになって長い年月が経ちますが、人も犬もお互いを家族として認識していますので、家族を守る気持ちも強く、外から入ってくる情報などを共有しようと犬なりの手段で伝えてきます。
●吠える原因を探る
愛犬にとって、お家の中はテリトリーです。
来客や宅配業者の来訪、新聞や郵便のポストへの配達、地域の管内放送など犬たちが刺激を受けるもので溢れています。
危険を知らせる目的や仲間の遠吠えと勘違いしての反応などさまざまです。
●無駄吠え対策を練る
特にダックスフンドやビーグルなどのハウンド(猟犬)系の犬種は、窓から見える鳥や人などに反応して吠える習性もありますので、外が眺められる窓を設けないか位置に気を配りましょう。外界から遮断された環境の方がかえって犬は落ち着いて暮らせます。
少しでも早く原因にたどり着き対策を講じましょう。
愛犬をよく観察してキッカケとなる動作や仕草、時間帯などを
メモにとって原因究明の糸口を掴むためにも
愛犬のことをもっと理解しましょう。
※老齢期を向かえた犬の中には人間と同じように脳機能の衰退による
認知症の症状を示す犬もいます。
認知症を原因とする夜鳴きや無駄吠えには専門の獣医師に
ご相談なさってください。
対策1
【吠えない訓練】
吠える=よくないこと⇒叱る
ではなく、
吠えない=いいこと⇒ほめる
と教える様に心がけましょう。
●吠えたら、素早く下顎側から押さえて吠えられないようにして目を睨んで恐い顔で叱ります。
●吠えるのをやめたら、優しく褒めてあげましょう。
●何回も繰り返すうちに吠えるのを我慢しようとする声に変わるので決して見逃さず素早く褒める様にします。
●吠えるシーンを作って、同じことを何度も繰り返す。
●吠えるのをためらうようになったら、素早く褒める。
●家族や知人に頼んで、集中して練習すると効果的ですよ。
対策3
【対策グッズの活用】
最近は集合住宅でも犬の飼育が可能な物件が増えてきましたが、鳴き声などに対する対策をきちんと取られている物件はまだまだ少ないのが実情です。
無駄吠え対策グッズとして各メーカーから様々なものが売り出されています。首輪タイプのものやゲージに取り付けるもの、ご自分の愛犬にあった対策グッズを上手に選びたいですね。
対策グッズに頼りすぎるとグッズを外した途端にまたすぐに無駄吠えを始めてしまう場合もあります。無駄吠えの原因となる事物の排除がなによりですが、特定が困難なのが現実です。対策グッズを補助的に使い、対策1の【吠えない訓練】を繰り返すことが改善に繋がっていきます。
対策4
【生活の中にアロマを】
犬は聴覚や嗅覚が大変に優れていることは周知の事実ですが、匂いへの感応性は高く、人の100万倍の嗅覚力で微細な匂いも拾ってしまいます。
日常の中にアロマオイルなどを上手に取り入れて人も犬もリラックスできる生活を手にしませんか。
飼い主の気持ちが落ち着いていると、犬にも伝播して落ち着いた態度をとるようになります。
愛犬が好む匂いと飼い主の好みが合えば最高ですが、そういったモノを探してみるというのも愛犬と楽しく過ごす一つの楽しみではないでしょうか。
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