愛犬のためにできること4


床と壁についてのご提案

犬の性格にもよりますが、壁際などに体を擦り付けたりするのが好きな子もいます。

 

床は比較的簡単にお掃除できますが、壁は結構大変ですよね。

 

そんなとき、防滑仕上げの床に腰壁も設置して一緒に液体ガラスでコーティングすると汚れや臭いが付きにくく、毎日のお掃除が楽になります。

 パッキン付きの巾木を取り付けるとお部屋の隅のホコリやゴミ、抜け毛などが取りやすくなります。

 

お部屋の模様替えやリフォームをする際には設置を考えてみるのも良いかもしれません。人と犬が共に暮らしやすいお住まいをこれからもご提案して行きます。

床がもたらす愛犬への影響は大変大きいです


床が招くこともある足腰の疾病

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

【症状】膝蓋骨がグラグラとし、急に体をねじって膝を外側に向けた時に膝蓋骨が大腿骨下端部の「溝」から内側方向へと外れて脱臼。

発症は先天性が多い。

【かかりやすい犬種】プードル・ポメラニアン・ヨークシャーテリア・チワワ・キャバリア・ジャックラッセルテリア・マルチーズ・パピヨン

・パグ等の小型犬や柴犬に多い。

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)

【症状】股関節の発育不良により骨盤部の凹みが浅く、大腿骨が絶えず抜けそうになる慢性的な亜脱臼状態に悩まされる病気のこと。

最後には完全に脱臼し、ひどい変形性の関節症を引き起こすこともある。遺伝性の強い難病。

【かかりやすい犬種】シェパード・ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・バーニーズマウンテン・ロットワイラー・セントバーナード・グレートピレニーズ等の大型犬が多い。

椎間板(ついかんばん)ヘルニア

【症状】椎間板内部の髄核(ずいかく)が飛び出し、脊髄や神経を圧迫し、麻痺や痛みを引き起こす。。

ひどくなると脊椎が壊死して生涯、立ったり歩いたり、自ら排尿排便することもできなくなる。

【かかりやすい犬種】ダックスフンド・ビーグル・シーズー・ヨークシャテリア・トイプードル・柴犬に多い。


床を防滑処理したとしても犬の足裏の毛が長いと肉球の役割が十分に果たせず滑ってしまうことも‥

「床のすべり」による深刻な症状も愛犬と人とが共に暮らすうえでクリアして行かなければならない課題の一つです。

人も犬も共に安全で安心できる快適な室内空間をどのように作り出したらよいか、

少しだけ愛犬目線になって考えてみましょう。